はじめに
前回のその3ではボルドー地方、ブルゴーニュ地方そしてシャンパーニュ地方には一般的な知名度などでは及ばないものの同じく素晴らしいワインを多く生産している地域であるコート・デュ・ローヌ地方そしてロワール渓谷地方について紹介させて頂きました。
今回ご紹介させて頂きたいフランスの代表名産地はプロヴァンス地方そしてラングドック・ルーション地方になります。
プロヴァンス地方とラングドック・ルーション地方に関してはワインの初心者であると余り聞き慣れない地域であるかもしれません。
しかしそれぞれの中心都市や位置関係を見ていくと必ずしもそうでは無い地域かもしれません。
むしろ、一般的にはボルドー地方、ブルゴーニュ地方、コート・デュ・ローヌ地方、そしてロワール渓谷地方よりもイメージがしやすい馴染みやすい地域である可能性が高いです。
それでは早速これまでと同様にフランスの中での位置関係とそれぞれの中心都市を見ていきたいと思います。
まずは手元にMapを準備しよう

今回も例によって各地方を見ていくに当たりまずは手元にGoogle Mapsを準備しましょう。
これ不思議なことに地図を何度も見ていると最初の頃は何だかボヤッとしていてアタマの中で曖昧だった場所も地図を通してイメージ出来る様になってきて、これがワインを見た際にも必ず活きてきます。
ワインを見た際に瞬時に大凡どの場所でその場所がどういった地域でなどなどが具体的なイメージとして出来る様になってきます。
これは字面だけで覚えてる方々と比較しても大きなアドバンテージですし、何より楽しいと思います。
何度もこれまでも申し上げてきたことではありますが是非地図を繰り返し繰り返し地名が出る度に見て頂きたいと思います。
プロヴァンス地方
フランスの南東部に位置し、地中海沿岸に広がる地域がプロヴァンス地方と呼ばれています。上記の地図で言うと南東方向の大凡緑色の地域になります。
プロヴァンスはスペルではProvenceと書きます。
プロヴァンス地方の中心都市は何と言ってもニース(Nice)やカンヌ(Cannes)そしてマルセイユ(Marseille)といった都市になります。
恐らく一度は耳にしたことのある地名では無いでしょうか?
そうです。あの有名なカンヌ国際映画祭も開かれているあのカンヌです。近くにはF1でも有名なモナコ公国も隣接しています。
誰もが憧れる「ザ・南仏」のリゾート地。海岸はコート・ダジュール(スペルではCôte d’Azur、日本語では紺碧海岸と言われたたりします)と呼ばれ兎に角世界的にも美しい場所となっています。

ラングドック・ルーション地方
続いてはラングドック・ルーション地方。こちらはプロヴァンスと比べてもより馴染みの無い地域かもしれません。
場所はフランスの南部に位置し地中海に面しており、プロヴァンス地方とも隣接していますがイタリア側に隣接しているプロヴァンス地方に対して、スペイン側に隣接しているのがラングドック・ルーション地方になります。
上記の地図で言うと南方向の大凡水色の地域になります。
中心都市はモンペリエ(Montpellier)。
ラングドック・ルーションはスペルではLanguedoc-Roussillonと書きます。
プロヴァンス地方と同様に晴天の日が多く、夏は雨がほとんど降らずに乾燥している地域でもあります。冬はいたって穏やかな地域となっています。

まとめ
今回は主に南仏に位置する名産地であるプロヴァンス地方とラングドック・ルーション地方に関して各々のフランスの中での位置関係、そして中心都市に関して見ていきました。
正直なところそこまでこれらの地方のワインに出会うことはこれまでご紹介させて頂いたボルドー地方、ブルゴーニュ地方、シャンパーニュ地方、コート・デュ・ローヌ地方そしてロワール渓谷地方と比較しますとそこまで多くは無いとは思います。
しかしながら例えばプロヴァンス地方の生産量の何と9割もがロゼワインであったりですとか、ラングドック・ルーション地方では所謂中間帯のワインの生産がフランス全体の中間帯のワインの8割を占めるなど他には無い特徴を持っている地域でもあります。
次回は「フランスの代表名産地8選」のいよいよ最後を飾るアルザス地方に関して見ていきたいと思います。
それでは次回もお楽しみに。

