はじめに
フランスはボルドーにおける最も初級者と中級者を分ける内の一つのハードルでもあるかもしれない知識の一つそれはメドック格付けになります。
ワインファンのみならず専門家の間でも常にボルドーでは話題になるメドック格付け。
例えばよくある話題の一つに
「このワインは3級なのに1級に匹敵するワインだよね」であったり、
「このワインは3級なのに5級レベルのワインだよね」
であったり様々です。
ここであなたのアタマの中に前提知識として必要なことそれはフランスボルドーにおける格付けになります。
これがアタマの中に入っていることにより、自身の中で一つの基準が出来、そして比較出来る様になります。
もしこの格付けが前提知識として無ければ、必然的に数多く存在するボルドーワインをやみくもに飲んで比較することになります。
勿論、そういう方法も一つではありますが、ここは先人の肩に乗らせて頂いてまずは現在でも大凡通用しているメドック格付けを参考にワインを飲んで比較してみるのはいかがでしょうか?
メドック格付けとは?
まずそもそもとしてメドック格付けが生まれた経緯について解説していきたいと思います。
時は1855年、ナポレオン3世がパリ万博の際に目玉としてワインを海外にアピールする為に、ボルドー商工会議所にワインの格付けを命じたことに始まります。
この時、ワインの格付けはテイスティングによって行われたものではなく、過去数年に渡る取引価格によって決められました。
取引価格による格付けにより、
1級:5シャトー
2級:14シャトー
3級:14シャトー
4級:10シャトー
5級:18シャトー
の計61シャトーが格付けされることになります。
ちなみに1級シャトーは元々は4シャトーであったのですが、1973年に2級から1級へChâteau Mouton Rothschild(シャトー・ムートン・ロスチャイルド)が昇格する形で5シャトーとなっています。
詳しくは以下の記事をご参照下さい。
覚え方のコツ
ここまで読んで頂いたあなたは61シャトーという数に圧倒された方もいらっしゃるかもしれません。
しかしこれにはちょっとした覚え方にコツがあります。
人によってはゴロで覚えたりと様々な覚え方があると思います。勿論、それが1番記憶に残ると言うのであればそれで良いと思います。
個人的には正直な所、ゴロではアタマに全く入ってはこず記憶の質を高めることは出来ませんでした笑
そこで1つ方法を提案させて頂きたいと思います。
それは「シャトー名だけでなく、エチケットも合わせて記憶する」というものです。
その様にして1つ1つビジュアルとともに関連付けを行うことで、最初は時間を要しますが、ゴロなどの関係の無い関連付けの方法よりも遥かに記憶の質を高めれる可能性は高いです。
何よりも実際のワインライフでも実用的ですよね。
是非一度試して頂ければと思います。
まずは5大シャトー
何はともあれまずは1級に格付けされた5シャトーを解説していきましょう。
ワイン名+村名+格付けの組み合わせで覚えていきましょう。(村名は大凡エチケットに記載があることが殆どです)
北から順番にいきたいと思います。
まずはポイヤック(Pauillac)から3シャトー。
3シャトーのいずれもで最下部にPauillacと村名が記載されていることが確認出来ると思います。
このエチケットごと絵画の様にじっくりと眺めながら記憶していくのがコツです。
シャトー・ラフィット・ロートシルト(Château Lafite Rothschild)

シャトー・ムートン・ロートシルト(Château Mouton Rothschild)
シャトー・ムートン・ロートシルト(Château Mouton Rothschild)に関しては毎年変わるので、ここではエチケットの雰囲気と村名そして格付けを紐付けておきましょう。

シャトー・ラトゥール(Château Latour)

マルゴー(Margaux)からは1シャトー。
シャトー・マルゴー(Château Margaux)

そしてこちらは例外的にあまりにも素晴らしいワインが故にメドック地区以外より選ばれたグラーブ地区のペサック・レオニャン(Pessac-Léognan)からは1シャトー。(村名としてはPessac)
シャトー・オーブリオン(Château Haut-Brion)
こちらには残念ながらエチケットにPessac-Léognanの文字は見当たりません。(時々あまりにも有名な場合にこの様な例外もありますが、エチケットの雰囲気と村名そして格付けは紐付けておきましょう)

まとめ
今回はメドック格付け61シャトーをマスターする為の足がかりとなる1級シャトーをまずは解説させて頂きました。
それとともにメドック格付けをマスターする為のちょっとしたコツも合わせてご紹介させて頂きました。
1級シャトーのエチケットと合わせてシャトー名、村名をビジュアルで何度も見ることで記憶を定着させていきましょう。
ワインショップに行った際に実際に見てみるのも大変オススメです。
次回は2級シャトーの解説をしていきたいと思います。


