はじめに
前回のその4ではプロヴァンス地方そしてラングドック・ルーション地方に関して紹介させて頂きました。
今回ご紹介させて頂きたいフランスの代表名産地はアルザス地方になります。フランスの代表名産地は細かく言うと他にもありますが主要な所と致しましては今回で一区切りとなります。
何故アルザス地方を最後に持ってきたかと言いますと、これまでのフランスのワイン銘醸地とは少々毛色が異なると感じている為です。
それはアルザス地方の地理そしてそれが故に引き起こされた様々な歴史的経緯が関係しているからでもあります。
それでは早速これまでと同様にフランスの中での位置関係と中心都市を見ていきたいと思います。
まずは手元にMapを準備しよう

今回も例によって各地方を見ていくに当たりまずは手元にGoogle Mapsを準備しましょう。
アルザス地方
フランスの北東部に位置し、ドイツとの国境に近い場所にあるのがアルザス地方になります。地図で見ると分かりますがスイスにも近い場所になります。
上記の地図で言うと北東方向の国境近くの水色部分になります。
アルザスはスペルではAlsaceと書きます。
中心都市はストラスブール(Strasbourg)になります。
中心都市のストラスブールの町並みからも分かる様にドイツ文化の影響を色濃く残している地域でもあります。
住民の大部分はドイツ系のアルザス人となっており、その為ドイツ語系統のアルザス語という言葉が多く使用されています。
所謂、ドイツ語の方言と思って頂いたら結構です。
その為、ワインであったり様々な所で他のフランスの銘醸地とは毛色の異なる呼び名(つまりはドイツ語風の呼び方)であったりが多く見られます。
ボトルの形状もドイツワインのボトルと非常に似ています。(むしろほぼ同じと言っても差し支えないかと思います)
アルザス地方はストラスブールを始めとした町並みの美しさもさることながら、自然も豊かで食文化も豊か、それらに加えライン川の水運の要所、そして何と言っても豊富な鉄鉱石や石炭を産出したことからフランスとドイツとの間で何度無く争いが繰り広げられてきました。
哀しいかなこれは世界中のどこの国でも当てはまりますが、国境沿いで資源などの豊かな場所が見つかった場合、何かしらの争いまたは戦争に発展してしまうのは歴史的にも必然と言えるのかもしれません。

まとめ
今回はフランスの代表名産地8選のトリを飾るアルザス地方。いかがだったでしょうか?
一先ずここではアルザス地方のフランスの中での位置関係、そして中心都市と簡単な特色を押さえて頂ければOKです。
もう一度復習の意味も込めて、フランスの代表名産地8選をまとめてみます。
ボルドー地方(Bordeaux)中心都市:ボルドー(Bordeaux)
ブルゴーニュ地方(Bourgogne)中心都市:ディジョン(Dijon)
シャンパーニュ地方(Champagne)中心都市:ランス(Reims)
コート・デュ・ローヌ地方(Côtes du Rhône)中心都市:リヨン(Lyon)
ロワール渓谷地方(Loire)中心都市:ナント(Nantes)
プロヴァンス地方(Provence)中心都市:ニース(Nice)、カンヌ(Cannes)、マルセイユ(Marseille)
ラングドック・ルーション地方(Languedoc-Roussillon)中心都市:モンペリエ(Montpellier)
アルザス地方(Alsace)中心都市:ストラスブール(Strasbourg)

