はじめに
あなたはワインショップなどでワインを選ぶときにまず考えることは何でしょう?
生産地?ブドウの種類?造り手?・・。様々にあると思います。
ここではその中でもフランスワインの最重要と言えるブドウの種類についてお話していきたいと思います。
食事で言えばまずは洋食にするか和食にするかまでは行かないまでも、まずはワインの方向性を決めましょうということですね。
それでは早速始めていきましょう。
場所とブドウを関連付ける
フランスで産出するブドウを見ていく上でまず大切なこととしては、「場所とブドウを関連付ける」ということです。
これは「フランスの代表名産地8選」のところでも少しお話させて頂きましたが、ただ漫然とブドウの種類を覚えていくよりも断然効率が良いと個人的に感じている為です。
地図とブドウが紐づくことで今後細かい所を押さえていく中で、場所を見ただけで「恐らくここではカベルネ・ソーヴィニヨン主体のワインである程度の割合でメルローが含まれているかも?」であったり、「ここではブルゴーニュ地方であるから、ブレンドは殆ど無いと考えられるし、ピノ・ノワールが主体でカベルネ・ソーヴィニヨンだったりメルローの確率は低いであろう」などと推論を立てて考えることが出来る様になります。
勿論、丸暗記でも不可能ではないですが、地図と一緒に見ていくことで気候であったりその他地理的条件もまとめて理解出来るようになり何よりビジュアルでアタマに入っていくので、是非地図を片手に場所とブドウを関連付けて見て頂くことをオススメしたいです。
カベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)

まずは何と言ってもフランスでこのブドウは外すことが出来ないでしょう。世界中でも多く栽培されている赤ワイン用の黒ブドウ品種と言えばカベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)です。
比較的温暖な気候を好み、フランスではボルドー(Bordeaux)で主に産出されるブドウになります。是非Google Mapsでもボルドー(Bordeaux)の位置を確認してみましょう。
特徴としては上記の写真からも分かる様に、小粒で皮は厚めとなっております。つまりはワインにした際に皮と種由来タンニンと呼ばれる渋みを感じさせてくれるものとなっていきます。
その為、ワインの特徴としては一言で表すなら重厚でどっしりとした飲みごたえのあると表現されることが多いです。
色合いも深みのある色をしていることが一般的には多くなっています。熟成するとまた色合いも変化していきますが、まずはこの様に捉えておきましょう。
メルロー(Merlot)

フランスボルドー(Bordeaux)でもう一つ忘れてはならない赤ワイン用の黒ブドウ品種と言えばメルロー(Merlot)です。
比較的温暖な気候を好むカベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)とは異なり、比較的冷涼な地域でも栽培可能なブドウとなっています。
特徴としてはカベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)とは異なり、皮は薄く大粒となっており、ワインにした際に口当たりがまろやかできめ細やかなタンニンを感じさせてくれるものとなっていきます。
その為、単体でワインになることもありますが、カベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)とブレンドを行うことでより様々なバリエーションのワインが生まれることとなっていきます。
カベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)をベースにまろやかなメルロー(Merlot)の割合で繊細さを調整していきます。
色合いに関してはこちらも深みのある色をしていることが一般的には多くなっています。
ピノ・ノワール(Pinot Noir)

そしてもう一つフランスで決して忘れてはならない赤ワイン用の黒ブドウ品種と言えばピノ・ノワール(Pinot Noir)です。
カベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)とメルロー(Merlot)に関しては主にフランスではボルドー(Bordeaux)で栽培されていましたが、ピノ・ノワール(Pinot Noir)に関して言えばフランスブルゴーニュ地方(Bourgogne)で主に栽培されている代表的な品種となります。
まずピノ・ノワール(Pinot Noir)のPinotとはフランス語で松ぼっくりという意味で、Noirは黒という意味になります。
これでピノ・ノワール(Pinot Noir)が黒ブドウ品種であることが忘れられなくなると思います。そして松ぼっくりの様にぶどうの実が密集していることが上記の写真からも見て取れると思います。
ちなみにカベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)やメルロー(Merlot)と比べると一つの房が小ぶりとなっています。
味わいの特徴としてはとにかく繊細さとエレガントさが売りで、味わいと同様に非常に繊細なブドウでもある為、ブルゴーニュ地方(Bourgogne)ではピノ・ノワール(Pinot Noir)単体でワインが作られていることがほとんどです。
色合いに関しては透明感のあるルビー色をしており比較的タンニンは少なめです。
そしてこれは余談にはなりますが、かの有名なロマネ・コンティ(Romanée-Conti)もこのピノ・ノワール(Pinot Noir)から作られるブルゴーニュ地方(Bourgogne)のワインとなっております。
まとめ
今回はこれなくしてフランスワインは語れないフランスの最重要黒ブドウ3種に関してでした。
他にもフランスでは黒ブドウが栽培されていますが、まずはこの3種類を絶対に押さえておきましょう。
復習の意味も込めて最後にざっくりとおさらいしておきます。
まずは場所から。
ボルドー(Bordeaux):カベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)、メルロー(Merlot)
ブルゴーニュ(Bourgogne):ピノ・ノワール(Pinot Noir)
そして味わいは
カベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)は重厚で力強く、メルロー(Merlot)はまろやか、そしてピノ・ノワール(Pinot Noir)は繊細でエレガントさがあると覚えておきましょう。

